奈良は今も昔も修学旅行生の定番コースとして有名ですが、昨今では世界遺産「古都奈良の文化財」として広く世界中の人に知られており、日本人のみならず外国人にとっても魅力ある観光地として更に有名になっております。
今回は定番中の定番ですが、奈良で回るべき観光スポット5選をお伝えいたします。
1. 春日大社 / Kasugataisha Shrine

まずは春日大社です。春日大社は、日本の国の繁栄(当時の平城京の守護)と国民の幸せを願って、神護景雲2年(768年)称徳天皇の勅命により創建されました。全国に3000社ある春日神社の総本社で、1300年の歴史があるということですね。
春日大社御祭神は四柱あり、第一殿は武甕槌命(タケミカヅチノミコト)様、第二殿は経津主命(フツヌシノミコト)様、第三殿は天兒屋根命(アメノコヤネノミコト)、第四殿は比売神(ヒメガミ)様となっております。この四柱の神々様は、それぞれ壮麗な春日造(かすがづくり)の御本殿(国宝)に鎮座されており、人々の崇敬を昔から集めております。
ちなみに主祭神の武甕槌命(タケミカヅチノミコト)が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使としております。だから奈良には鹿が多いんですね。

昔から現在に至るまで、朝夕の御饌祭(みけさい)をはじめ、国家・国民の平和と繁栄を祈る祭が年間2200回以上も斎行されているそうです。

境内はとても広く、本殿に行くまで結構歩きます。

中でも1200年以上続く3月13日の「春日祭」は、現在も宮中より天皇の御代理である勅使が参向され、国家・国民の安泰を祈る御祭文を奏上されている伝統ある行事です。
また、境内はとても広く、一之鳥居から20分くらい歩くことになります。その広大な境内の中に約2000基の石燈籠と約1000基の釣燈籠、合計で約3000基の燈籠が立ち並んでいます。

世界遺産登録もされ、パワースポットでもある春日大社はぜひ押さえておいてほしいです。

| 名称 | 春日大社 / Kasugataisha Shrine |
| 住所 | 〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160 |
| 交通アクセス | JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バスで春日大社本殿行「春日大社本殿」下車すぐまたは市内循環・外回り循環「春日大社表参道」下車、徒歩10分 |
| 営業・開館時間 | 御本殿参拝所3月~10月 6:30~17:3011月~2月 7:00~17:00※お札・御守り・御朱印等は通年9:00〜閉門迄 |
| 料金 | 御本殿参拝所 無料特別参拝 500円 |
| HP | https://www.kasugataisha.or.jp/ |
| 関連Link | https://www.instagram.com/p/CfYcrr4lZBV/ |
2. 奈良ホテル / Nara Hotel

「関西の迎賓館」として1909年(明治42年)10月に営業開始した伝統あるホテルです。国内外の多くのVIPが宿泊した歴史と伝統があります。有名どころでは、ヘレン・ケラー、オードリー・ヘップバーン、チャップリン、ダライ・ラマ、アルベルト・アインシュタインがかつて宿泊したそうです。

当初は暖炉を暖房に用い、屋根に多数の煙突が設けられていたそうです。大正時代にスチームヒーターを導入した際にこれらの暖炉は廃止されました。煙突は撤去されましたが、ロビーをはじめ各所に設けられていたマントルピースは現在に至るまで存続しています。ロビーといえば、頭上の和風シャンデリアも特徴的です。

今回はティーラウンジを利用致しました。

木造建築の趣深さを愉しみながら、美味しいカプチーノとケーキをいただきます。

カプチーノには鹿の模様が入っていて、非常にオシャレです。奈良最古の牧場植村牧場のミルクを使用しているそうです。ケーキはかりがね茶のケーキ。奈良を満喫する組み合わせで嬉しいですね。

店内の大きな窓から四季の景色を堪能できるのも醍醐味です。

現在は、JR西日本ホテルズが運営しています。名勝旧大乗院庭園が隣接していますので併せて訪れてみたいですね。

| 名称 | 奈良ホテル / Nara Hotel |
| 住所 | 〒630-8301 奈良県奈良市高畑町1096 |
| 交通アクセス | JR奈良駅より・徒歩で約25分 ・タクシーで約8分近鉄奈良駅より・徒歩で約15分 ・タクシーで約5分駐車場あり |
| 営業・開館時間 | ティーラウンジ:宮業時間10:00~17:00(ラストオーダー16:30) |
| 料金 | コーヒー 1,000円~紅茶(ロンネフェルト社) 1,450円~ |
| HP | https://www.narahotel.co.jp/ |
| 関連Link | https://www.instagram.com/p/CeGNVqXFvjw/ |
3. 薬師寺 / Yakushiji Temple

奈良にある世界遺産の1つです。薬師寺は天武天皇により発願(680年)、持統天皇によって本尊開眼(697年)、更に文武天皇のときに堂宇が完成し、718年に現在の場所に移ったとのこと。「病気平癒」「健康祈願」がご利益である薬師三尊像をお祀りしています。また 薬師寺は、法相宗(ほっそうしゅう)の大本山です。法相宗とは「西遊記」の三蔵法師のモデルとなった唐時代の名僧、玄奘三蔵を始祖とする宗派です。

主な見どころに国宝の薬師三尊像(薬師如来・日光菩薩・月光菩薩)があります。造立当初は金が施されてそうですが、現在は金属肌が露出され黒く輝いてます。

他にも国宝の東院堂、これまた国宝の聖観世音菩薩像や日本最古の仏足石などがあります。東塔は、創建当時からの唯一の遺構らしいです。
近年では過去に火災で消失された大講堂や食堂も再建され、より当時を偲ばせる建物が増えました。ちなみに国宝の薬師如来本尊台座(模造)と東塔相輪上部の水煙はお土産が売っている場所でみることができます。台座の文様には当時のシルクロード諸国の影響を受けたデザインがあり、奈良が国際貿易都市として位置づけられていたことがわかります。


当時の日本が以下に諸外国と交易したり文化交流をしていたのかを想像するのもまた楽しみですね。
| 名称 | 薬師寺 / Yakushiji Temple |
| 住所 | 〒630-8563 奈良県奈良市西ノ京町457 |
| 交通アクセス | 近鉄西ノ京駅より徒歩1分駐車場あり普通車(全長5m未満 高さ2.7m未満)500円(1回)バイク 100円(1回) |
| 営業・開館時間 | 午前8時30分~午後5時(受付は午後4時30分) |
| 料金 | 通常拝観券 1,100円 (時期により変動、HPで要チェック) |
| HP | https://yakushiji.or.jp/ |
| 関連Link | https://www.instagram.com/p/Ce5OKWCFlBm/ |
4. 法隆寺 / Horyuji Temple

奈良といえば、法隆寺。そう思う方も多いのではないでしょうか。創建年は伝・推古天皇15年(607年)とされています。世界最古の木造建築群を保有する法隆寺は奈良観光・修学旅行の定番中の定番です。

2,300点以上の国宝・重要文化財を保有しており、境内の広さは約19万平方メートルというモンスター級の仏教寺院です。


法隆寺の開創は聖徳太子です。金堂、五重塔、中門、廻廊は聖徳太子在世時のものではなく7世紀後半頃の再建ですが、それでも世界最古の木造建造物群です。
見どころの1つは日本最古の塔である五重塔です。内部の塔本塑像の造形は非常に細かく作り込まれていて見ていると引き込まれます。ちなみにこの五重塔の屋根上の相輪(そうりん)という支柱には4本の鎌が刺さってます。これは「雷から建物を守るため」という説があります。今でいう避雷針ですね。本当にそうだとしたら当時からかなり高度な自然科学の知識があったということですね。

さて私が訪問した時、たまたまなのですが夢殿本尊特別開帳の時期でしたので、夢殿の内部の観音菩薩立像(救世観音、国宝)などを見ることができました。救世観音は、聖徳太子一族の冥福を祈り建立されたそうです。

1400年以上前の建築物を見ていると本当に歴史のロマンにどっぷり浸れますね。
| 名称 | 聖徳宗総本山 法隆寺 / Horyuji Temple |
| 住所 | 〒636-0115 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1 |
| 交通アクセス | JR王寺駅(北口)より バス「国道横田・シャープ前・法隆寺前」行き 法隆寺前下車 JR法隆寺駅より徒歩約20分 バス「法隆寺参道」行き 法隆寺参道下車 |
| 営業・開館時間 | 午前8時~午後5時 2/22~11/3午前8時~午後4時半 11/4~2/21 |
| 料金 | 個人料金(1名に付き) 一般1,500円 / 小学生750円 |
| HP | http://www.horyuji.or.jp/ |
| 関連Link | https://www.instagram.com/p/CfAjz7TpEC6/ |
5. 奈良国立博物館 / Nara National Museum

奈良公園の一角にある国立博物館です。東大寺・興福寺・春日大社に隣接し、観光アクセス非常に良し。見どころは「なら仏像館」です。

飛鳥時代〜鎌倉時代の貴重な仏像が多く並んでいます。国宝の木造八幡三神坐像や、木造薬師如来立像など奈良だからこそ多く残る仏像群を拝観することができます。仏像や飛鳥時代関連の品々は東京や京都・九州の国立博物館ではなかなか拝めないボリュームで展示されていて圧巻です。
また、仏像館と新館をつなぐ「地下回廊」には仏像の構造や印相の解説の展示があり、そこは写真撮影OKとなっています。仏像の作り方などの解説もあり、非常に勉強になります。

そういえば、「青銅器館」も写真OKとなっておりました。古美術商店「不言堂(ふげんどう)」の初代社長で、古美術品の蒐集家として著名な坂本五郎氏(1923~2016)より寄贈された中国古代の青銅器380余点のコレクションが展示されています。

中国の周時代から秦漢時代に至るまでの青銅器が多く展示されており、少し日本仏教と趣旨は違いますが非常に見応えがあります。

また現在「なら仏像館」となっている建物は明治中期の代表的欧風建築として国の重要文化財に指定されており、建物自体も堪能することをおすすめします。

仏教美術に興味があれば、是非一度来館した方が良いでしょう。もしくはいろいろな仏教寺院を回る前後で知識整理の為に寄るのも良いかもしれません。公園周辺は広大な寺社が多いので、単純に涼む・一休み目的でも良いかもしれません笑
| 名称 | 奈良国立博物館 / Nara National Museum |
| 住所 | 〒630-8213 奈良市登大路町50番地 |
| 交通アクセス | 近鉄奈良駅から 登大路を東へ徒歩約15分JR奈良駅から市内循環バス外回り「氷室神社・国立博物館」下車すぐぐるっとバス(奈良公園ルート、大宮通りルート)「大仏殿前駐車場」下車、徒歩5分 |
| 営業・開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで毎週土曜日は午後8時までいずれも入館は閉館の30分前まで |
| 料金 | 一般 700円 大学生 350円 |
| HP | https://www.narahaku.go.jp/ |
| 関連Link | https://www.instagram.com/p/CfPsWBmhCXk/ |